2010年10月31日
こんな時どうすれば?
Eさんの実習先はホテルです。
ホテルの中の清掃がお仕事です。
私は、Eさんのことはおそらく2年以上前から知ってるんですが、
の~んびりした動きをする方で、走ったところなんて見たことがない、
というか、体の使い方が不器用なので、うまく走れないような人です。
でも、仕事をしているEさんは、今まで見たこともない速さの動きをしていました。
ホテルにはチェックインの時間があるので、それまでに清掃を終わらせないといけないので
守らなければならない時間のノルマがあるのです。
だから、ちゃんと時間を意識して仕事をそれまでに終わらせようと思って素早く動いているのでした。
さすが几帳面なEさん。掃除はしっかり細かいところまでこなしていました。
見ていると、ロビーのテーブルに読みかけのまま広げて忘れられた新聞が置いてありました。
さあ、私たちならこういう場合どうするでしょう??
私なら、読みかけで忘れてるだろうし、新聞ラックに新聞を戻すかな~と思いますが、
イレギュラーに弱い自閉症・・・。
彼はその新聞はそのままにして他のテーブルの掃除をしました。
担当していたジョブコーチが、
どうすればいいか職場の人に聞いてみるように促すと、
今度は職場の人になんて聞けばいいかを悩んで悩んで焦るEさん。
なんとか職場の人に指示を受け、新聞をラックに戻し、掃除に戻りはしましたが、
表情はかなり焦った感じでした。
自閉症の人の場合、
どういう時に、誰に、どのように質問すればいいか。
ということが自分ではわからない方も多いので、そこはジョブコーチが状況をふまえて指導する必要があります。
でも、苦手なところがあるにせよ、それはそれは一生懸命なEさんの姿に、
担当するジョブコーチと一緒に、「なんとか就職につながりますように!!」
と、我が子を見るような、祈るような気持ちで見守っていました

<1号>
2010年10月20日
モチベーションの維持(企業側から)
彼の上司と仕事の様子などを話していた時、上司の方が、
「頑張って働いてくれてますよ」
と言ってくださっていたんですが、
「でも、彼のモチベーションを維持させるには、どうしたらいいか考えるんですよね」
と話されました。
変化に対して不安があるとは言っても、毎日毎日同じ仕事の繰り返しよりも、
一ヶ月、二ヶ月とかよりもっと先に、今の仕事が完璧になったら、新しい仕事を任せていくことも必要なんじゃないか。
そういう話でした。
障害のある方を支援していると、変化への対応が難しい、という特性もあるので、仕事にしても、同じことの繰り返しは得意だし、安定にもつながると思って仕事を組み立てます。
でも、ずっとそのままも人によってはいいかもしれないけど、仕事ができるようになって、職場で認められて新しい仕事も任されるというのは、本人にとっても自信につながるし、すごくいいことだなぁと思いました。
もちろん上司の方は本人の変化への不安も理解されているし、
視覚的な支援があると、それを頼りに本人が仕事を一人でできるということも理解されているので、初めての障害者への対応で、自分達もどういう風にやっていけばいいかよくわからないし、
もし仕事を増やす時には協力お願いしますとのことでした。
支援者としてとても嬉しい言葉でもあったし、
本人のことをしっかり考えてくださっていることにもとても嬉しくなり、笑顔で職場を後にしました(^o^)/~~
2010年10月15日
就労後の支援

さて、先日とある利用者さんと支援ミーティングをしました。支援ミーティングといっても彼はもう就職をしていて、平日の昼間は働いているので、お昼休みに彼の職場の作業場で簡単に行いました。
ハローワークの方にも同席してもらいました。
彼は、就労移行支援事業を利用していたので、これまでずっと「就職」を目標に頑張ってきました。
そして、その目標を達成しました。
じゃあ、これからは何を目標に頑張るか、ということが今回の支援ミーティングの柱でした(^_^)
本人とも話をして、今のような、働いてお金を貰って、独り暮らしをする生活を続けることを目標にしていくことにしました。
私達なら、このあたりの目標設定の変更は流れでできるかと思いますが、自分ではそれが難しい方もいらっしゃいます。
また、支援者も、これまでは就職するためのサポートをしてましたが、これからは就職を続けるためのサポートということで、役割が若干変わります。
そのことも説明をしました(*^_^*)
(彼は、就職したのになぜ支援者がまだ来るのかちゃんと理解できていない感じもしてたので)
ハローワークの方からも励ましの言葉をいただいて、彼もまた気分一新したのでは?と思います☆
ということで、これからも彼が働き続けられるように私達サポート隊も頑張りたいと思います(^o^)/
2010年10月06日
バスに揺られ・・・
10月に入り、秋の気配も感じられるようになってきましたね。
さて、就労支援の中で、通勤指導というものも支援の一つにあります。
先日、Bさんの通勤指導でバスに一緒に乗っていくことになりました。
特に今問題があるわけではないんですが、問題を未然に防ぐためにも
時々ついて行って、様子を見たりしています。
Bさんは事業所に「これから仕事に行ってきます!」と挨拶をしてからバスに乗って通勤するので、
引き継ぎでは、その後に着いて行けば大丈夫、ということになってたんですが、
その日に限ってやって来ませんでした・・・
バスの時間も迫っていたので焦ってバスセンターへダッシュ
スニーカーじゃないから走りにくいし・・・久々に一生懸命走って疲れました
バスセンターには、ベンチに座ってバスを待つBさんの姿があってホッ
私も一息ついて気付かれない程度に離れて座っていたら、彼が急に
「アッ!」
と言って、バスセンターから走り去って行きました。
追いかけたけど、姿はすでに見えず。。。
どこに行ったんだ~~~
と思って、居宅支援をしているスタッフに連絡取ったりしてたら、
どうやらハンカチを忘れたらしくてアパートに取りに帰ってたみたいでした・・・
バスの時間には間に合うように戻ってきましたけど、
ハンカチを忘れたことに気づくのがもう少し遅れてたら乗り遅れてたのかな!?とか
思うと、忘れ物をした時の対処法なんかも教えておく必要があるな~と思いました
Bさんも走って汗だくでした(ハンカチでは汗もおさまらず、タオルで汗を拭いてました)が、バスに乗ったら涼しげ・・・
私も久々バスに乗って揺られてぼんやり・・・(仕事中ですけど、一休み・・・)
人の乗降りの多さや、本人の様子を見てましたが、問題なく通勤できてました。
曜日や時間帯によっても乗客に違いがあるし、
今回みたいに急なバタバタもあるので、時々こうして見てみることは大事だなと思いました
それにしても日頃の運動不足を痛感でした・・・
<1号>
2010年10月01日
制服
Bさんは、本人はすごく頑張ってても、たいてい仏頂面でブツブツ独り言を言ったりしてるので、端から見ると、やる気がなく見られがちです。いつもと違うことには不安になって、すごく顔をしかめてしまったり…。
興味のあることには饒舌ですが、それ以外はあんまり話をするでもない彼…。
顔合わせの結果、実習はとりあえずできそうだとのことでした。
さっそくホテルの制服を持って帰ってきました。仕事は清掃が中心なのですが、制服はホテルの名前入りのシャツでした。
サイズ確認のため更衣室で着替え、支援員が「出てきてください」と言っても、更衣室の壁の陰から顔を出すだけで、なかなか出てきませんでした。
どうやら制服を着たところを見られるのが恥ずかしかったみたいですが、顔はニコニコ、笑い声も出てて、すごくテンション上がってました。
背中にホテルのネームが入ってたので、私が「後ろ見せてくださいよ」と言ったら、「嫌だ、どうせ笑うんだろ〜」とか言ってましたが、きっと嬉しかったんだと思います。
不安になったらネガティブな発言で多弁になるBさん、今回も不安はもちろんあると思いますが、でもやっぱり就職に向けて進んでいる実感が湧いたんだろうなと思います。
これから実習が始まっていくとは思いますが、彼にとっていい経験になることを期待しています(^_^)
今日は、普段はなかなか見られない嬉しそうなBさんを見ることができて、私もすごく嬉しかったです!!
〈1号〉