2011年04月29日
チーム支援
ある方に対して長年支援をしていると、無意識に固定観念みたいなものができてきてしまうように思います。
この人はこういう人、というか。
でも、誰でも成長していくに従い、いつまでも同じではなく、変化をしていきます。
以前なら、合っていた支援方法がうまく機能しなくなったり。
それに合わせて支援も変化させていかなくちゃいけません。
そのためには、これまでしていた支援も大事ではあるけど、常にそのときの本人を理解しなくてはいけないなと再確認しました。
それにしても、あーでもない、こーでもない、と話をするのは楽しいものですね。あっという間に時間が過ぎました。
2011年04月27日
険しいな~
先日、ある利用者さんを雇用してもらえるかどうか企業の方とお話していました。
結果・・・駄目でした(T_T)
障害者雇用は以前よりもずっと進んだとは言われますが、
現場としてはなかなか難しいなということも事実。
まぁ、障害があるないにかかわらず、働くって大変なことなんですけど
今回のことを通して、企業の社会貢献なども考えてしまいました。
障害のある本人や家族の方たちは、やっぱり将来の生活がどうなるかって
不安もあると思います。そういう時、地域の中で同じような障害を持つ方が
働いているということは、みんなの励みになるものです。
こういう仕事をしていると、それをしみじみ感じます。
「働く」ということに福祉サイドとしてのサポートはできますが、
重要なのは働ける場所があること。
企業が雇ってくれることなんですよね。
もちろん、企業も利益がないのに雇うことはないのですが、
企業が障害者を戦力として考えて雇ってみようと思ってくれることが、
障害のある方の自立の大きな支えにもなるんですよね。きっと。
話がそれましたけど、
話を戻すと、今回、実習やらなんやらで本人も頑張っていただけに残念でなりませんでした。
ええ、その日は他の仕事が手につかないくらいに・・・
(だからといって仕事してないわけではないけど)
利用者さんのお母さんにも報告をしたところ、残念がってはおられましたが、
「そうなるようになってたんだろうね」
っておっしゃって、その後は前向きな発言!!
「残念だよ、残念だし悔しいけど、仕方ないもんね」
そんなお母さんの言葉に、
そうだよね~これで残念がってもどうしようもないし、
またこれからの方向性を考えていくことに頑張らなくちゃ!!
と気合を入れなおしました
またいいとこ見つけなくちゃ!!
<1号>
2011年04月21日
懐かしい顔
まだまだ就労支援歴も短い私。
私たちの事業所ができて就職した第一号でした。
彼はアスペルガーです。働き始めて4年目になりました

2、3年ぶりに会ったと思うんですが、笑顔が変わっていなくてなんだか安心しました。
4年の間に、職場でもいろいろな変化があり、任せられる仕事も上司も変わったそうです。
就職してから、他の支援機関へと引き継ぎをして、今は私たちは直接支援はしていません。
でも、支援機関とのつながりや、定期的な通院は続けているとのことで、
安心しました。
以前は支援や通院の必要性をあまり感じられないところもあった方だったので、
私たちが支援する中で、少しでも支援の必要性を感じてもらえたのかな?と思ったり。
さすがに、仕事には熱心なところは変わっていなくて、「働き始めてから2日しか欠勤していないんです」と。
そういうところも職場では評価されているんでしょうね。
その前に働いていた職場では1年半くらいで退職していたので、
4年目って本人にとってもあっという間で、でもなんだか誇らしげで。
これからも頑張ってほしいなと、思いつつ、こっちもなんだか元気をもらいました

<1号>
2011年04月07日
地域の人たちへ
4月に入り、一気に春ですね
お花見しに行きたい気持ちでいっぱいですそしてぽかぽかしたいです。
さてさて、社会に出て働き始めると、働いていない時に比べて、
一人で活動することが多くなります。
ある利用者さんも、これまでは事業所まで保護者が車で送迎してくれていましたが、
今回働くにあたって、一人でバス通勤をすることになりました。
そうなると、バス停からバスに乗り、職場に着くまで、
一人で移動することになって、私たちの目の届かない時間も増えてきます。
何かのトラブルに巻き込まれて
被害者になる可能性があるし、加害者になる可能性もあるし、加害者じゃなくても間違えられることも
あるかもしれない。
保護者とも話をして、彼が立ち寄ることのあるコンビニや管内の交番、警察署、
利用する路線のあるバス会社に「こういう人がいます」ということで
情報提供をさせてもらいに行きました。
どの人も、しっかり話を聞いてくださって、協力的な姿勢で対応してくださったのが
とてもありがたかったです!!
警察官の方の話では、「誰かについてこられた」と言われて交番に来られる方もいる、
とのことで、実際のところはどうだかわからないけど、本人にはその気はなくても
周りからはそう見られる可能性はどの利用者さんにだってあるかもしれないんですよね。
なので、警察の方も、こういう人がいて、何かの時の連絡先など教えていただけるのは大変助かる
とのことでした。
これからも、地域の方に少しでもこういう障害のある方がいて、
でも、頑張って働いているのだということを知っていってもらいたいなと思うし、
そのお手伝いができたらいいなと思います。
<1号>